受験生をはじめとした多くの高校生が活用しているだろう「速読英単語」。東大生や京大生、MARCHの学生も受験時代に多くの人が速読英単語を使って学習しています。
そもそも日本の英語力は英語を第二言語としている世界中の国と比べてかなり劣っています。分かりやすく言うと大学入試のセンター試験が他の国(英語を第二言語としている)では小学校の必修レベルということです。
日本の学生は圧倒的にネイティブの英語にふれることが少なく、正しい発音や正確なリスニング能力が劣っています。その能力を効率的に上げることができるのが「速読英単語」です。
長文英語やネイティブ英語に慣れることによって他の受験生に大きな差をつけることができます。
速読英単語・CDとは?
速読英単語は約1000円、別売りで速読英単語CDは約3000円と少し高めの値段になっていますが大学合格までずっと使うことができるのでもとをとれる教材です。
速読英単語は見開きの左側に英文、右側に訳、次ページに単語からなる英語学習教材です。赤シートも付属していて赤文字で書かれている新出単語を隠すことができます。
速読英単語CDは通常スピードの英文音読、リズムに合わせて英単語を覚える音声、スロースピードの英文音読が収録されていてネイティブ英語を聞きながら学習することができます。長文英文の日本語訳はないので必ず速読英単語と一緒に学習するようにしましょう。
入門編・必修編・上級編の3冊が販売されており入門編は高校1・2年レベル、必修編はセンター試験・中堅大学レベル、上級編は東大・MARCHレベルの英文が書かれています。大抵の受験生は入試出現語の95%をカバーしている必修編を時間をかけて学習すれば希望の大学を目指せると思います。
速読英単語・CDの使い方&効率的な学習法
この教材は正しい方法で使わないと損をすることになります。速読英単語はCDと一緒に使うことで本来の力を発揮します。CDを使わなければ違う英語の学習教材で勉強したほうがいいくらいです。速読英単語の一番効率的な使い方手順は↓の通り
- 単語確認
- 英文解読&構文確認
- 再び単語確認
- CDで英文の発音確認と音読
- CDで単語の発音確認と音読
まず、「速読英単語」で英文の次ページを開き単語を一通り確認します。覚える気で学習するのが一番いいですが、この時点では頭の片隅に単語の雰囲気を入れておくだけで良いでしょう。
次に、「速読英単語」で英文と日本語訳を見ながら一通り英文を解読します。この時に英語の構文も考えながら解読すると効率がいいです。概念的な話もあり、すこし難しいかもしれませんが時間をかければちゃんと解くことができるでしょう。その後、再び単語ページに戻り単語を確認します。
英文の意味が分かったら次は「速読英単語CD」に移ります。最初はネイティブ発音は聞きずらいのでわからない人はスロー音声CDが付属されているのでそちらを先に使うことをおすすめします。
また、ウォークマンなどの語学学習機能付きのプレイヤーにダウンロードして使うと繰り返し機能や音声のスピード調整が使えるので買うことをおすすめします。
速読英単語の一番の長所はCDを使って英文の正しい発音を学び、一人で音読の勉強ができることです。英語は音読をすることによって見るだけの学習法よりも何十倍も効率的に学習することができます。
CDで英文を聞く→英文を音読する→CDで英文を聞く…の繰り返しで学習します。最近の研究では同じ英文を30回音読すれば格段に英語能力が上がることが分かっています。
20回だと少なすぎて、50回以上やっても30回と同じ効果だそうです。
CDでの単語練習はそれほど重要ではないので気が向いた時に軽い気持ちで聞くといいと思います。
以上の5つの手順を繰り返し学習することで効率的に英語能力を上げることができます。