【男子高校生向け】身長はまだ伸びる?調べる方法&身長の伸ばし方解説

高校生になっても同年代の平均身長より低い、自分の理想の身長には程遠いなどなど…男子高校生にとって身長は大きな悩みですよね。

「高校に入ったら身長は伸びない!」という都市伝説的なものがありますがそれは嘘です。高校生でも身長は伸びます。(ほとんどのひとは)

 

まだ身長が伸びるのかを調べる方法と身長の伸ばし方を解説したいと思います。

 

男子高校生の年齢別平均身長

参考程度に学年・年齢別の平均身長を文科省の統計から拾ってきました。男子高校生の平均身長の値は平成6年度まで右肩上がりでしたが、その後は横ばいでほとんど変化はありません。

下の表は平成30年度の文科省の調査結果です↓

【男子】学年・年齢平均身長
高校1年生(満15歳)168.8cm
高校2年生(満16歳)169.9cm
高校3年生(満17歳)170.6cm

平成30年度学校保健統計

 年齢別の平均身長を知りたい人はを【男子】年齢別の平均身長をまとめてみたに書いています。参考にしてみてください。

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まだ身長が伸びるのか調べる方法

身長がまだ伸びるか調べる方法はずばり、

骨端線を調べる

です。骨端線(成長線ともいわれます)とは骨の両端にある軟骨の部分です。骨端線から骨が作られます。

この骨端線が閉じてしまうと骨が作られなくなり身長が止まってしまいます。骨端線が閉じる時期は人それぞれです。

 

成長ホルモン治療の終了(骨端線の閉鎖)

引用:成長ホルモン治療の終了

 

骨端線があるかないかはレントゲンを撮ればわかります。病院などに行って撮ってもらってください。

骨端線が閉じる時期は男性の場合、平均18歳です。つまり、高校生でも十分に身長が伸びる可能性があるということです。気になる人は調べてもらいましょう。

 

男子高校生が身長を伸ばす方法

高校生になっても身長は伸びます。人により異なりますが伸びる人は5・6㎝ほど身長が伸びます。

 

身長を伸ばすためにはなぜ身長が伸びないかを考えることが大切です。身長が伸びない原因は主に2つです。

それは「遺伝」「生活習慣」です。

 

 

遺伝

「身長は遺伝に関係があるのか」という議論は近年よくされています。しかし「90%以上遺伝の影響だ」と考える人や「遺伝の影響は20%だけ」と考える人がいるなどいまいちよくわかっていません。

 

しかし一つ言えるのは、低身長同士の親の子が高身長になる確率は極めて低いということです。

ここで一つの目安となるのが下の計算式です。

  • 男子=(父親の身長+母親の身長+13)÷2+2

基本的に上の計算式の答えが将来の身長ということになります。この計算式の答えより現時点での身長が低い人はこれから伸びる可能性が十分にあります。

父親の身長、母親の身長はどちらとも一番高かった時の身長の数値を聞いてください。

 

生活習慣

生活習慣は身長に大きく関わっています。幼少期から生活習慣に気を付けていると後々ぐんと背が伸びます。

今からでも生活習慣を見直せば身長が伸びるかもしれません。以下のことを確認してみてください。

  • 適切な睡眠をとる
  • 栄養バランスに気を付ける
  • 過度な運動をしない

詳しく解説したいと思います。

 

 

適切な睡眠をとる

「成長ホルモンは22時から分泌される」というのは間違いです。

成長ホルモンは寝た時間関係なく、寝てから3時間以内に分泌されることが分かっています。また成長ホルモンは寝てから90分後のノンレム睡眠時に一番多く分泌されるらしいです。

 

重要なのは眠りの質、長さ、深さです。

 

眠りの質が悪いと身長は伸びません。例えば寝る直前にストレスを受けてしまうと成長ホルモンを邪魔するホルモンが分泌されてしまいます。

寝る前のストレスや寝心地のストレスなどを抱えないような質のいい睡眠を心掛けるようにしましょう。

 

また、寝る時間が3時間未満だったり、眠りが深くならずレム睡眠の状態がずっと続いていたりすると成長ホルモンが分泌されにくいので注意してください。

 

栄養バランスに気を付ける

栄養は身長に大きく関係していて、ある説では20%以上も身長に関係しているともいわれます。

例えば毎日マックのポテトを食べていたら栄養が偏ってしまい、身長が早い段階で止まってしまいます。

五大栄養素を朝昼晩の3食バランスよくとりましょう。

 

 

過度な運動をしない

「骨に縦方向の負荷を与える→睡眠によって骨を休める→成長ホルモンが分泌される」ことを繰り返すことによって身長は伸びていきます。バスケットボール選手やバレーボール選手の身長が高いのはこのためです。

 

しかし、過度な運動は身長の伸びを妨いでしまいます。過度な運動をしすぎると骨端線が傷つき身長が伸びなくなってしまう原因となります。

詳しくは筋トレをすると身長が伸びなくなるは本当?で書いているのでよかったら見てください。

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週4程度の部活動ぐらいはむしろやったほうがいいと思いますが、身長を早く伸ばしたいからといって毎日運動するのは逆に身長を止めてしまうのでやめましょう。

身長を伸ばすためだけに運動したいという人は縄跳びをおすすめします。

 

 

最後に

身長を伸ばすには適切な睡眠をとる、栄養をバランスよくとる、運動をすることを頭の片隅に入れて辛抱強く耐えることです。

身長が伸びないことだけを考えているとストレスが溜まって成長ホルモンを妨げてしまうので気長にのんびり待ちましょう。