【AIがAIを作る】2045年問題とは?シンギュラリティ(技術的特異点)とは?コンピューターが人間に勝つ未来

  • 2020-04-01
  • 2020-04-01
  • 雑記
  • 218view

近年のコンピューター開発はすさまじく次々と歴史的な発明や発見が報告されています。人間が誕生してからの長い年月で見るといかに今の我々の技術開発スピードが早いかがわかるでしょう。

携帯電話・スマホ・パソコンの復旧、テレビの画質向上や新作ゲーム機の高スペック開発、4G・5Gの開発などコンピューターの性能向上とともに我々の生活が便利になっています。

しかし、AIが発達することによって「第3次世界大戦が起きる」、「すべての仕事が機械に奪われる」など多くの不安があることは事実です。

この異常に早い技術的進歩はこれまでとは逆にこの先我々を苦しめる可能性があります。その苦しみの要因の1つとなりゆるのが2045年問題です。

 

2045年問題とは?&シンギュラリティ(技術的特異点)とは?

コンピューターやAIの開発は年々加速していて指数関数的な進化を遂げている最中です。複雑な言葉回しになりますが簡単に言うと↓のような意味です。

今の性能の2倍の性能のものを開発するのに前の期間の半分の時間で開発することができる

イメージとしてはこんな感じです↓(正確ではありません)

上のイメージ図は大雑把な予想推移ですが、これを世界的研究者がもっと正確な数値で細かく分析したところ、だいたい2045年で人間の開発スピードがAIの開発スピードに負けるということが分かりました。

この2045年というのがシンギュラリティや技術的特異点と呼ばれAIがAIをつくるという事象が起こり始める可能性がある点です。

 

2045年問題が実際に起こった場合、世界はどうなる?

AIがAIを作るということは人間はAIを制御できなくなる可能性があるということです。AIは簡潔で正確なAI独自の言語やプログラミング言語を作り出す可能性や人間の知らないとこで世界的な発明・発見がなされる可能性があります。

AIは人間のことを理解できるが、人間はAIを理解できなくなるという今とは逆の立場となる可能性もあります。

極論ですが、映画ターミネーターのような機械が人間を支配するということもあるかもしれません。

 

 

2045年問題は本当に起こる?

本当に2045年問題は起きるのか?という疑問が出てくると思います。この疑問には多くの研究者が議論していますが未だによくわかっていません。

これは私自身の考えですが2045年問題はおそらく起きないだろうと考えます。理由は2045年までには年月がすくなすぎる、技術的特異点にまでたどり着くには歴史的発明・発見を何個もしなければならないと考えるからです。

今現在2020年から2045年までは約25年程度しかありません。いくら指数関数的に技術が発展するからといって技術的特異点に至るには年月が足りないと感じます。

また、AIがAIを作るまで技術を発展させるにはこの世にある機械の性能をかなり上げないといけません。まず一つの障害となるのが量子コンピュータの開発速度です。量子コンピュータとは量子力学の原理をコンピューターに応用して作られるもので、数えきれないほどの計算を並列でしてくれるというものです。

今のコンピューターはAの計算が終わったらBの計算に移行、Bが終わったらCに移行…するというもので人間のDNA解析計算など膨大な計算量はこなすことができません。

もし300ビットの量子コンピュータが開発された場合、2の300乗の計算が並列でできることになりどんな計算も一瞬にして終わらせることができるようになります。

しかし、この量子コンピュータの実用化は早くても2035年以降といわれていて、実際のところいつ使えるようになるかはよくわかっていません。

ただ2045年に技術的特異点が来なかったとしても人間が発明をする限りいつか技術的特異点がくるのは確かだと思います。人間はどこまで機械を制御しながら理解できるのか、未来が楽しみですね。