なぜ学校の授業は45分または50分と決められているのでしょうか。
集中力が低い小学生や中学生は別として、高校の授業時間はもっと長くてもいいんじゃないかと私は思います。
100分授業とは何か?取り入れたときのメリット・デメリットを私の体験談とともに説明したいと思います。
100分授業とは?メリットとデメリット
一部の学校でとられている授業形態のことです。1教科100分間の授業です。昼までに2教科、昼食後に1教科勉強することになります。
100分授業といっても休憩がないわけではありません。ほとんどの先生は授業の途中で5分~10分の休憩をとってくれます。
メリット
高校に100分授業を取り入れると高校生にとって大きなメリットがたくさんあります。
主なメリットは下の3つです↓
- 学校に持っていくものが少なくなる
- 授業内容が充実する
- 大学の授業時間になれることができる
学校に持っていく荷物が少なくなる
世の中の子供たちは学校に持ってく荷物があまりにも多いと思います。最近は教科書が充実していて教科書一つ一つが大変重いです。
5~6時間分の授業の持ち物は平均5㎏、体育の道具や習字の道具があると最大で10㎏もの重さになります。その重さのものを毎日持ち歩くのは骨や筋肉に害悪です。健康やスポーツのパフォーマンスにも大きく影響します。
100分授業だと一日3教科しかないので、かなり荷物の量を減らすことができます。満員電車などのきつい登下校も少しは楽になるかもしれません。
授業の内容が充実する
学校の授業は、前の授業の復習→基礎学習→(応用学習)→この時間の復習で構成されています。50分授業ではこの4つの手順を時間内に終わらせることがかなり難しいです。
そのためほとんどの学校では前の授業で基礎学習をする→次の授業で応用学習するという方法がとられています。しかしこの方法は生徒がちゃんと復習や予習をしていないとまた1から教える羽目になります。
100分授業では基礎学習、応用学習を同じ時間に行うことができるので生徒が理解しやすくなります。また一日で学ぶ教科がたったの3教科なので復習や次の授業の予習がかなり楽になります。
大学の授業時間になれることができる
大学の授業は基本的に90分授業です。最近では日本女子大学や立教大学で100分授業を取り入れることが決まりました。小中高校の授業時間と比べてかなり長くなり、授業に飽きてきて内容を理解できなくなり中退してしまう人が多いです。
高校で100分授業に慣れることができると大学の授業がものすごく楽になります。
また、大学の試験(推薦や面接)のときにアピールできるかもしれません。
デメリット
100分を学校に取り入れることによって高校生が受けるデメリットは少ないですが、挙げるとしたら下の2つです。
- 授業に飽きる
- お尻や足が痛くなる
私の体験談とともに詳しく説明します。
授業に飽きる
100分も同じ教科を勉強すると流石に飽きてきます。体育などの実技教科は飽きることはありませんが、暗記系の世界史や日本史は本当に飽きてきます。
人間が集中できる時間はかなり短く、本気で集中できるのは約15分が限界といわれています。100分授業の場合、先生が休憩をとってくれないと授業後半は集中力がかなり落ちてしまいます。
そのため、まだ集中力が低い小中学校に100分授業を取り入れることはおすすめしません。高校生の僕でも授業の最後の方は心の中でカウントダウンしてるぐらいなので(笑)、小中学生には絶対に集中力がもたないと思います。
お尻や足が痛くなる
また、長時間椅子に座ることになるのでお尻が痛くなったり、筋肉が固まって足が痛くなったりします。休憩を挟めば問題はありませんが、休憩をとってくれない先生もいるので何らかの対策をしないとかなりきついです。
スポーツをしている人には何らかの支障があるかもしれません。
最後に
一部の高校ではすでに100分授業が取り入れられています。通学時の荷物の量がかなり少なくなるなど多くのメリットが存在するので早急に取り入れるべきだと思います。
最初は抵抗があるかもしれませんがおすすめです!