近年の研究で各色ごとにホルモンの分泌を促す効果があることが分かりました。色を見たり強く想像したりすることによってホルモンが分泌されやすくなります。
色とホルモン・色と健康について解説します。
ピンク色を見るとハゲ予防になる?
ピンク色を見ると女性ホルモンの分泌が活性化することが近年の研究で分かっています。
女性ホルモンが分泌されることによってホルモンバランスが改善され、肌のたるみや薄毛予防に効果が表れます。
ピンクの服・ピンクの小物を身に着けて常に見える状態にしておけば早く効果が出るかもしれません。
各色の主な分泌ホルモンと効果
主な色の効果は以下の通りです。
色 | 主な分泌ホルモン | 効果 |
赤 | アドレナリン | 興奮・情熱 |
橙色 | インシュリン | 健康増進 |
黄橙色 | グレリン | 食欲・元気 |
黄色 | エンドルフィン | 幸福感・鎮痛 |
黄緑色 | 成長ホルモン | 成長 |
緑色 | アセチルコリン | 安心 |
青色 | セロトニン | 安心・集中 |
青紫色 | オブスタチン | 集中・安定 |
紫色 | ノルアドレナリン | 恐怖・不快 |
ピンク色 | エストロゲン・女性ホルモン | 若々しさ・快活 |
白色 | 複数 | 向上心 |
黒色 | なし | 心理的安定 |
このように色ごとによって分泌されるホルモンとホルモンによって得られる効果が全く違います。
赤色の効果
赤色を意識するとアドレナリンの分泌が活性化されます。アドレナリンはスポーツをするときなどの勝負事の時に役立ちます。
アドレナリンは血中に放出されると心拍数や血圧をあげ、瞳孔が開きます。一定の鎮痛効果がありスポーツなど運動をしているときに痛みが半減するのはアドレナリンのおかげです。
アドレナリンの過剰分泌は怒りやすくなる、キレやすくなるなどの効果もあるので、「ここだ!」というときだけ意識するといいかもしれません。
橙色の効果
橙色を意識するとインシュリンというホルモンの分泌が活性化されます。
インシュリンとは肝臓から分泌されるホルモンの一種です。血糖値をコントロールし血液をサラサラにしてくれる効果があります。健康になりたいときに意識するといいでしょう。
整骨院や病院では健康を促すために壁紙に橙色系の色を使っていることが多いです。
黄橙色の効果
黄橙色を意識するとグレリンというホルモンを分泌してくれます。グレリンは食欲を増進させる働きを持っています。
食欲がないときや元気が出ないといは意識してみるといいかもしれません。
黄色の効果
黄色にはエンドルフィンというホルモンの分泌を促す効果があります。エンドルフィンは主に食欲、睡眠欲、生存よく、本能が満足すると分泌されます。
マラソンをしているときに中盤から走っているのが楽しくなってくる「ランナーズハイ」はエンドルフィンが関係しています。
エンドルフィンには幸福感を与える働きがあります。
黄緑色の効果
黄緑には成長ホルモンの分泌を促す効果があります。成長ホルモンはその名の通り成長を促す働きをするホルモンです。
成長ホルモンは睡眠時に分泌されます。低身長に悩んでいる人は緑を常に意識するようにしてみてください。
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緑色・青色・青紫色・黒色の効果
緑色にはアセチルコリン、青色にはセロトニン、青紫色にはオブスタチンというホルモンの分泌を促す効果があります。
これらの色は精神や身体を安定させる効果があります。海や山などの自然のもの見たときに少し安心感があるのは色が関係しているからかもしれません。
黒色は色の中で唯一分泌されるホルモンがありませんが、心理的安定をもたらしてくれることがあります。
紫色
紫色にはノルアドレナリンというホルモンの分泌を促す効果があります。紫色は恐怖感や不快感を思い出させるという働きがあります。
お化け屋敷などに応用できるかもしれませんね。
白色
白色は複数のホルモンの分泌を活性化させます。向上心や無を連想させるので勝負事の前の落ち着きたいときに強く意識したら効果があるかもしれません。
色を生活に活用する
これらを活用して生活に生かすことができます。
- 勝負事の前に赤色・白色を見る
- 体調を整えたいときに橙色や黄色系の色を想像する
- 身長を伸ばしたい→寝る前に黄緑色を凝視する
- 安心したいとき夜空(黒・青紫)・海(青)・森(緑)などの自然をイメージする
- 若々しくなりたい・薄毛を予防したい→ピンク色を強く意識する
その日の気分によって着る物の色や小物の色を考えるといいかもしれませんね!